2007年インドネシア調査の報告(文責 M1 牧野純子)

     期日:2007年3月1日〜6日

境田先生と牧野とで3月1日〜6日の日程でデータ入手等のためジャワ島へ行ってきました!

日程を詳しく載せると,
3月1日 仙台空港→成田空港→Jakarta(スカルノ・ハッタ空港) Jakarta泊

3月2日 統計局(BPS)にてデータ入手→ Bogor泊

3月3日 Cianjurの農村へ.気温減率の測定ポイントおよび菅野さん(東北農業研究センター所属)の雨量計設置→ Bogor泊

3月4日 Bogor近郊の農村へ.菅野さんの雨量計設置→ Jakarta泊

3月5日 気象局(BMG)にてデータ入手→スカルノ・ハッタ空港 機内泊

3月6日 朝成田到着→仙台空港

こんな感じで調査に行ってきました!
さらにインドネシアへ初めて行く私にとっては見るもの・聞くものすべてが目新しいことばかりで非常に興味深かったです.
できるだけまとめてこの5日間で感じたことを書いてみます!


1.まずは気候について・・・
今,雨季のためか,ほぼ毎日スコールがありました.
一日中降ることはなく,長くて半日程度です.
ただそのうち1時間程度は台風かと思うほどものすごいどしゃ降りでした.
晴れているときはやはり日差しが強く,
気温は半そでで充分な程度(25度は楽にあったのでは?)でした.
特に日がさしているときは蒸し暑かったです.

スコールが降っています!!
 2.農業に関して
Jakarta,Bogor,Cianjur近辺を見る限り全体的に非常に緑豊かな土地,という印象です.
水稲が棚田で栽培されており,日本の原風景を見ているようでした.
もちろん植物は日本のものとは違うけれど.他にも家の周りでバナナやマンゴスチンなどの果物,
トマトやネギなどの野菜の多種にわたる農作物の栽培や池で魚を飼うなど,
「プカランガン」と呼ばれる循環型の家庭菜園を見ることができました.
Bogor付近では雨が多く,また場所によっては霧が発生することもあるため,山の斜面でお茶を栽培している光景も見られました.
本当に多岐にわたる農作物を栽培していました.

インドネシアの農村風景です
 



 3.インドネシアの人種・国民性
JakartaやBogorを見る限り,肌の色や人の骨格に思ったよりもバリエーションがありました.
華僑,マレー系,インド系が目に付き,それらの混血が進んでいる印象を受けます.
基本的にはのんびりした国民性であるよう.統計局が15:30で閉まるのはその表れでしょうか??
ただし交通に関してはそうとは言えず,クラクションがよく鳴らされ,
うようよいるバイクが車すれすれのところをどんどん抜かしていきました.

Jakarta市内は非常な混雑.渋滞がひどい.
その車のほとんどはトヨタ,ホンダなどの日本車,それも日本でも立派といわれるだろう相当立派なワゴン車が多い.
インドネシア人の一種のステータスなんでしょうか?
バイクもものすごい数.確認できた限りでは150cc以下のものが多く,ホンダ,ヤマハが多く見受けられます板.
2人乗りはもちろん,3人乗りも多く,ものすごい数のこれらのバイクが,
(↑それも人によってはメットなし・半そで・サンダルばき・グローブなし)
渋滞する車の脇をどんどんすり抜けていくため,見ているこっちが怖くてハラハラしました!

インドネシアの交通の様子
 



 4.食べ物について
全体的に味の濃いものが多かったがおいしかったです!料理はスパイシーなものが多く,揚げ物が多かった印象です.
食材の方は、肉・魚・野菜とも様々なものを使用していました.
ただインドネシアはイスラム教の方が多いせいか,インドネシア料理では鶏肉,魚がメインで使われます.

雨季のため,果物も豊富で非常においしかったです.
個人的に一番気に入ったのはマンゴスチン.ドリアンはおいしかったがにおいがちょっと苦手.
生ジュースもどれも日本で飲めるものよりもずっと味が濃く,また種類も豊富でした.

インドネシアの食卓です!
 


 5.最後に・・・
本当にあっと言う間の5日間でした.
一言で言うと様々なことが非常に楽しかったです.
データをほぼ入手できたことはもちろん,
菅野さんはじめ,境田先生のお知り合いの研究者の方々や現地の方々と様々な話を伺うこともでき,
これだけでも充分有意義な体験だったと思います.

他にも様々なことがあったが,今思いつくのはこの程度です.
この体験を修論に活かしていけると…いいのですが.


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