2007年度理学部地球科学系オープンキャンパス

2007年7月30日(月)・31日(火)

  今年のオープンキャンパスは、昨年を大きく上回る来場者数があり、特に1日目は大忙しでした。気候ゼミでは昨年に引き続き「天気図を作ろう」と題して天気図(梅雨期)の説明を行いました。さらに今年からの新しい試みとして、地学棟屋上から風船を飛ばして、上空の風の観測をデモンストレーションしました。 
 

気候ゼミブース(地学棟1階製図室)

opc2007-1 今年のテーマは「天気図と梅雨前線」でした。 opc2007-2 最初は人もそんなに多くなかったのですが…。

opc2007-3 天気図の作成と解説をします。 opc2007-4 高校生の眼差しは真剣です。

 地学棟1階の製図室にて気候ゼミの紹介を行いました。まずは梅雨期の天気図作成をしてもらいました。好きな日を1日選んでもらい、天気図を描く元データとなる気象通報のデータを数地点入力してもらいます。それらのデータから天気図を描きます。さらに天気図と衛星の雲画像などを重ね、その日の日本付近の気象状況を説明します。また、ゼミで学生がどんな研究をしているのか、高校で気象の勉強はどのようにしたらいいのか、など質問に答えながら様々説明しました。
 聞きに来てくれた高校生の中には「気候や気象の勉強がしたいんです!」っていう人が結構いました。予報士の勉強をしているという人もいて、高校生たちの意識の高さを感じました。


上層風観測(地学棟屋上)

opc2007-5 経緯儀で風船を追いかけます。 opc2007-6 高校生だけでなく学部生も参加しました。

opc2007-7 1日で3回飛ばしました。 opc2007-8 「少年よ大志を抱け!!」

  1日目(30日)は天候が悪かったのですが、2日目(31日)は晴れて、風船を飛ばすことができました。原理と観測方法を簡単に説明し、何人かの高校生に実際の観測を行ってもらいました。観測結果はすぐに得られるため、あらかじめ用意しておいたGMTプログラムをその場で実行し、風船の軌跡を見せました。局地循環など特に特徴的な結果が得られるような天候ではなかったので、ごく平凡な軌跡でしたが、観測というものに少しでも触れてもらったのは良かったのではないかと思います。また、屋上という開放的な空間でもあるせいか、高校生のみなさんといろいろな会話をすることができてよかったと思います。
opc2007-9
観測結果



  今年は去年から続く天気図の作成に加え、屋上での上層風の観測という初の試みがありましたが、どちらも予定通り実行できたので、概ね成功だったと思います。来年も続けるか、または他になにかいい案があれば積極的に実行したいと思います。
  当日の運営、事前の準備等皆さんお疲れ様でした。来年も楽しくやりましょう♪

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