2010年度理学部地球科学系オープンキャンパス
2010年7月28日(木)・29日(金)
東北大学のオープンキャンパスが7月の28日と29日に行われました。
私たち気候ゼミもブースを設けて研究の紹介や簡単な実験を行いました。
今年のテーマは「大気の波が天気を変える?」です。内容は以下の通りです。
■回転水槽実験による偏西風波動の再現
■仙台のヒートアイランド
■対流性降水〜雨雲が雨雲をつくる?〜
■ポスター展示
回転水槽実験による偏西風波動の再現
昨年と同様に回転水槽の実験を行いました。水槽の中心部に氷、外周に熱水を入れることによって、水槽の水に温度差を作り、赤道―極域の間に位置する中緯度の温度傾度に見立てます。
さらに地球の自転を模す為に水槽を回転させることによって中緯度地域での偏西風波動を再現します。(詳しい実験の原理はこちら)
興味津々に説明を聞く高校生
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幼い子も熱心に実験を見ていました
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段々と墨が蛇行を描いていきます
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見にくいですが蛇行と渦巻きが形成しています
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実際はもっと複雑ですが、この簡単な実験で大気の流れの仕組みを大まかに理解してもらえたようでした。
仙台のヒートアイランド
仙台市の気温分布とその時間変化を図で見てもらいヒートアイランド現象について説明を行いました。
木下君による説明の様子
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仙台のヒートアイランド解説スライド
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対流性降水〜雨雲が雨雲をつくる?〜
対流性降水が生じている関東地方の雨量・気温・風の分布図を見てもらい、気温・風と降水の相互作用について説明を行いました。
小森谷さんによる説明の様子
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対流性降水の解説のスライド
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ポスターの展示
地理学教室の進路過程や過去の卒業論文を説明したポスターを展示しました。
ブースを訪れた地球科学系の学部1、2年生は特に興味を持っているようでした。
論文のポスターの様子
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今年は去年よりも来場者数が多かったこともあって全体的に忙しいかったですが、
オープンキャンパス当日は特にトラブルもなく、無事に終えることができました。
アンケートの結果からも好評で非常に満足いく結果になったと思います。
これも大学院生中心によるブースの準備・運営によるものだと思います。
この場をかりて感謝の意を申し上げます。
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