2011年度理学部地球科学系オープンキャンパス

2011年7月27日(水)・28日(木)


東北大学のオープンキャンパスが7月27日・28日に行われました。
私たち気候ゼミもブースを設けて研究の紹介や簡単な実験を行いました。

今年のテーマは…
目でみる気象現象
「目でみる気象現象」です。

内容は以下の通りです。

 ■回転水槽を用いた偏西風波動の再現
 ■仙台のヒートアイランド
 ■ポスター展示


回転水槽を用いた偏西風波動の再現

昨年と同様に回転水槽の実験を行いました。水槽の水に温度差を作り、赤道―極域の間に位置する中緯度の温度傾度に見立てます。
さらに水槽を回転させて地球の自転を模します。(詳しい実験の原理はこちら

実験の説明    
説明を聞く高校生も興味津々
実験中...    
説明者が見えないほどのたくさんの人!!    


今年は新たに回転水槽を作ったのですが、残念ながら本番で動かなくなるというトラブル…
その分、初号機が最後まで頑張ってくれました。

初号機    
2日間働いてくれた初号機
蛇行と渦    
回転水槽の中では蛇行と渦巻きが形成されています    


偏西風の波動は主に南北の温度差と自転によって生じているのです。
実際はもっと複雑ですが、この簡単な実験で大気の流れの仕組みを大まかに理解してもらえたようでした。



仙台のヒートアイランド

仙台市の夜間のヒートアイランドについてスクリーンを用いて説明を行いました。
2日目からは過去に先生が出演されたテレビ番組の映像も…

宍戸さんによる説明の様子    
夜間のヒートアイランド説明の様子
解説スライド    
ヒートアイランドの解説スライド    

テレビ    
2日目から登場した映像
画面を見る高校生    
高校生も見てます    

ポスター展示

地球科学系から気候ゼミに配属されるまでの過程、過去に宮城県庁で行ったヒートアイランドの調査結果をまとめた論文や学生の研究論文をポスターで展示しました。
コース配属を控えた地球科学系の学部2年生は特に興味を持っているようでした。
雷に関する研究のお話    
研究論文のポスターの様子
気候ゼミ配属までの道のり    
ついつい話し込んでしまったり…


終わりに

今回は3月に発生した東日本大震災の影響等で,準備段階では来場者の減少や余震や節電など様々な不安要素がありましたが、
当日は多くの方が来場して下さり,特に大きなトラブルもなく無事に終えることができました。
今回のオープンキャンパスをきっかけに一人でも多くの方が地球科学に、気候ゼミに興味をもってくださればうれしいです。 

最後になりましたが、気候ゼミのブースに多くの方が来て下さったのも、オープンキャンパス委員会をはじめ、
オープンキャンパスの準備と運営に関わって下さった学生・院生・教員の皆さまのおかげです。深く感謝いたします。

文責:渡邉


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