2013年度理学部地球科学系オープンキャンパス

2011年7月30日(水)・31日(木)


東北大学のオープンキャンパスが7月30日・31日に行われました。
私たち気候ゼミもブースを設けて研究の紹介や簡単な実験を行いました。

今年のテーマは例年と同じく…
目でみる気象現象
「目でみる気象現象」です。

内容は以下の通りです。

 ■回転水槽を用いた偏西風波動の再現
 ■ポスター展示


回転水槽を用いた偏西風波動の再現

昨年と同様に回転水槽の実験を行いました。水槽の水に温度差を作り、赤道―極域の間に位置する中緯度の温度傾度に見立てます。
さらに水槽を回転させて地球の自転を模します。(詳しい実験の原理はこちら

実験の説明    
説明を聞く高校生も興味津々
実験中...    


今年新たに作った回転水槽は、例年より偏西風波動の再現率が高く、非常に優秀でした。

新型    
新しく作った回転水槽
渦に様子
回転水槽内の蛇行と渦巻の様子
   


偏西風の波動は主に南北の温度差と自転によって生じているのです。
実際はもっと複雑ですが、この簡単な実験で大気の流れの仕組みを大まかに理解してもらえたようでした。



ポスター展示

地球科学系から気候ゼミに配属されるまでの過程、過去に宮城県庁で行ったヒートアイランドの調査結果をまとめた論文や学生の研究論文をポスターで展示しました。
コース配属を控えた地球科学系の学部2年生は特に興味を持っているようでした。

終わりに

今回は理学部全体の運営もある中、わずか5人で気候ブースでの紹介をしなければならず、
2日ともとても大変でしたが、全員で協力し合い、何とか無事に終えることができました。
今回のオープンキャンパスをきっかけに一人でも多くの方が地球科学に、気候ゼミに興味をもってくださればうれしいです。 

最後になりましたが、気候ゼミのブースに多くの方が来て下さったのも、オープンキャンパス委員会をはじめ、
オープンキャンパスの準備と運営に関わって下さった学生・院生・教員の皆さまのおかげです。深く感謝いたします。

文責:高野


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