磐梯巡検・地形学分野2日目(2008.6.1)
「会津盆地西縁断層帯の変動地形A」



左)2日目は好天に恵まれました.この日は阿賀川が会津盆地西縁断層帯を横切る地点付近で,調査を行いました.
右)断層の上盤側に見られる河岸段丘の露頭です.砂礫層が傾斜しています.




クリノメーターを用いて地層の走向・傾斜を測定中.



段丘面上から,下流側(左写真)と,上流側(右写真)を眺めます.この地点付近から,上流側にも下流側にも,段丘面の高度が低下しています.上流側に段丘が逆傾斜しているのは,断層活動の影響と考えられます.ここでは簡易測量を行い,地形断面を作成しました.


 
上の写真を撮影した付近の段丘露頭です.ほぼ水平な地層が観察されました.この地点付近を通るような南北方向の軸をもつ,背斜構造が推定されます.



この日の調査が終わり,開放感たっぷり.暑い中お疲れ様でした!

3日目:「磐梯山周辺の火山地形およびテフラ」 へ


戻る:磐梯巡検TOP
   地形学分野TOP